ストレートネックを自分で治す方法

 新しい現代病と言われる、ストレートネック。

 首が緊張して、まっすぐになってしまっている状態です。人によっては、頚椎(首の骨)のつながりが、固くなってしまっていることも。

 このストレートネック、ほとんどの場合は骨などに異常はありません。筋肉が硬直して、周辺組織が癒着しているだけです。
 八起堂治療院では首の緊張をゆるめ、固まった頚椎をゆるやかに動かして、組織の癒着をとる治療をします。

 もっとも、ストレートネックは生活習慣などがかかわっているので、継続的な改善には、患者さん本人の努力も必要です。
 そこで、ストレートネックを治し、予防するコツを。
 スマホの使い方とか、姿勢についてはあちこちですでに書かれているので、身体イメージと体操をご紹介します。

■首と頭の境目は、耳の下!
 首の不調には「身体のイメージ」が意外と大きな影響を持っています。
 以前にも書きましたが、首と頭の境目は、かなり高いところにあります。上の図でもわかるように、耳のすぐ下くらい。

 ストレートネックの人もふくめ、首が辛いという人は、これをアゴくらいの高さで考えている場合が多いのです。そのイメージで生活していると、首の上部を動かさないので筋肉が固くなってしまうのです。
 では、首の上部の筋肉を動かす体操を試してみましょう!

■ストレートネックを治す体操
 両方の耳の下にある骨の出っ張りに、指を当てます。その指で頭を支えているつもりになって、ゆっくりと上下を見るように頭を動かします。これを、5,6回。
 次に、片手を頭の後ろに。首と頭の境目の、へこんだところに指を当てます。もう一方の手を、鼻の頭に。
 この二つを軸にして、ゆっくりと首を左右に倒します。同じく、5,6回。

 ずいぶん、感じが変わってきたのではないでしょうか。
 人によっては、首の筋肉がパリパリ音を立ててることもありますが、固まっていた筋肉がほぐれる音なので、気にしなくても大丈夫。
 首が自由に動くようになると、症状も改善してきます。

  何度か繰り返してもうまくいかない場合には、一部に固い部分があることが多いので、八起堂までご連絡ください。