
猫背を気にしている方は多いですね。
背中の後ろが丸くなる猫背は、単に姿勢が悪いだけではありません。背中の後ろには年齢が出ると言われていて、実際よりも老けて見えてしまうのです。
もちろん健康にもよくありません
■猫背の人は、巻き肩
背中が丸くなっている人に共通しているのは、肩甲骨が前に出て、胸が狭くなっていること。これを、巻き肩といいます。
基本的には、肩甲骨は肩の周辺を上下左右に、比較的自由に動くようにできています。
ところが、前かがみでいることが習慣になると、前に回った位置に落ち着いて、胸が開きにくくなってしまいます。呼吸がしにくくなったり、背中が丸くなったりと、良いことがありません。
この肩甲骨を後ろに回してやることで、猫背が解消できるのです。
■肩甲骨を後ろに寄せる体操
肩甲骨を後ろに寄せるには、胸を開くストレッチが有効。今回は、それに深呼吸をプラスして、効果を上げましょう(TAM手技療法の応用です)。
両腕を下げた状態で、思い切り外側に向かってねじります(肘を張った状態よりも、肩甲骨が後ろに寄ります)。
その状態で、思い切り息を吸い込んで、5秒止めます。息を吐いて、終了。胸の筋肉が伸びたのがわかると思います。
この筋肉は肋骨から始まっているので、深呼吸をして肋骨を動かすことで、筋肉の付着部をほぐし、効果を上げたのです。
こうした体操も大切ですが、もちろん、姿勢は大事。うつむきスマホはほどほどに。