ピアノを弾いて、親指が痛むとき

 仕事柄、音楽関係の方を診ることも多いです。

 楽器の設計では、美しい音を出すことが最優先で、演奏する人間のことは二の次。それで、故障を抱える人が少なくありません。

 

ピアノで親指を傷めるのは構造の問題

 人間の指は、正面からの力には強く、横からの力には弱い構造です。

 ピアノの鍵盤は横一列に並んでいて、全ての指を使って演奏を行いますね。他の4本の指では、キーを叩く力は縦方向に作用するので、力は正面からかかります。

 ところが親指だけは、もともと物をつかむために、手の内側を向くようにできています。ピアノのキーを叩くと、横から力を受けてしまうのです。それで、他の指よりも傷めやすくなっています。

 

 今まで見てきた患者さんで、比較的多いのは2つのパターンです。

 一つは、指先から数えて二つ目の関節で、内回りにねじれて(ズレて)いる場合。曲げた状態で横向きの力を受けることで、ねじれた状態がくせになってしまうようです。

 もう一つは、手首に近い部分の関節が固まってしまう場合。親指のもっとも根本の関節なのですが、これも本来の向きとは違う向きの力を受けることで、癒着してしまうようです。

痛む親指の治療は

 まず、痛む部分が熱を持っているかを確認します。
 熱くなって腫れていたら、腱鞘炎などの可能性があります。その場合は安静によって状況が改善するか、様子を見てください。

 

 あまり熱を持っていないのに、引っかかるような痛みがあったり、動かしにくかったりする場合には、ここで書いたように関節がズレたり癒着したりしている可能性があります。

 いつもなら、ここで「自分でできる治療」を書くところなのですが、指の靭帯は繊細で、強い力をかけるとさらに傷めてしまうことがあるので、自己治療はあまりおすすめできません。
 なるべく、専門の治療を行うところで診てもらうことをおすすめします。

 

 自覚症状がない場合でも、軽度のズレや癒着が起きていることもありますから、気になったら受診してみることをおススメします。

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