来てくださったお客さんから
「左右の足の長さが違っていませんか?」
と、尋ねられることがよくあります。身体の歪みの目安として使われることが多いので、気になるのでしょう。
中には深刻な顔で「もう治らないんでしょうか?」とまで尋ねられる方も。
ご安心下さい。足の長さを揃えるのは、簡単です。しかも、誰でもできます。
・短い方を引っ張れば治る
足の長さが違うのは骨盤が歪んでいるから。
というと、大層に聞こえますね。
実際は、骨盤が傾いているだけです。原因は、筋肉の緊張が、左右で異なっているから。骨が変形しているわけではないので、縮んだ筋肉を伸ばしさえすれば、足の長さが揃います。
簡単に治すなら、筋膜リリースがおすすめ。仰向けに寝転がった状態で足の長さをくらべ、短い方の足を引っ張ればOKです。脇腹の筋肉が伸びるように、痛くない程度の力で引っ張ります。
コツは、時間の長さ。筋膜はゆっくり伸びるので、1分か、できれば2分間くらい引っ張り続けてほしいところ。
終わってから足の長さを比べれば、揃っているはずです。
・伸びたら、原因の見直しを
ただ、片方の筋肉が強く緊張していたからには、その原因があるはずです。足の長さを揃えるのは簡単ですが、また傾くのを防ぐためには、原因取り除いていきましょう。
骨盤を傾ける原因のほとんどは、左右の体重の偏りです。
単なるクセの場合もありますが、多いのは、片足に痛みがあって、十分に体重がかけられない場合。
ケガや古傷の痛みはもちろんですが、意外なところでは、魚の目や足の爪の痛みが原因になることも。
やや難しいのが、足の関節が原因の場合。ねんざの後遺症などで足首が固くなり、左右の足の動きが違うと、腰に左右差が出る場合があります。
椅子に座って足首を回してみたとき、左右で回り方が違う場合には、足首の関節がうまく動いていない可能性が高いです。こうした場合は、関節を柔らかくし、動きを回復する必要があります。
自分で解消しにくい場合は、八起堂の関節リリースにお任せ下さい。