2017年

1月

17日

古い生命保険は見直したほうがいい

 先日いらした患者さん。

 開口一番、
「先週、ガンの手術を受けてきたんですよ。一日ベッドにいたから、肩がこってねえ…」

 先週?

 聞くと、大腸がんの内視鏡手術をうけてきたとのこと。退院までが、わずかに一週間です。少し前まで、手術のあとの入院期間は1ヶ月とか二ヶ月が当たり前だったのですが…。医学の進歩はすごいです。

 入院期間は短くなり、昔なら死んでいた病気でも、治って長生きする人が増える。
 こうした変化は一般の人も喜んでいますが、一番喜んでいるのは、保険会社だと思うのは、私だけでしょうか。

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2016年

12月

13日

焚き火は落ち着く

 八起堂は町外れにあり、かなり静かです。静かすぎると落ち着かないので、施術中は環境音を流しています。歌や音楽と違って、変化が少なく、集中力が邪魔されないのが良いところ。

 

 夏は川や海の水音、春と秋は鳥の声を中心とした、森林の音を流しています。
 困るのが冬。水音も森林音も、寒々しい感じがして使いにくいのです。

 

 いろいろ考えて、見つけたのが焚き火です。
 外国のテレビ局で、焚き火の映像と音を流していたところ、高視聴率だったという話を聞きました。
 人間は何万年も、焚き火とともに夜を過ごしてきたので、焚き火を見ていると落ち着くらしいのです。

 

 今はパソコンでyoutubeの焚き火映像を流しています。画面には揺れる炎。うなるような「ゴォー」という低い音と、薪がはぜるバチバチという音。確かに落ち着きますし、なんとなく暖かい感じもします。

 

 面白いのは、患者さんの反応です。
 施術中に患者さんが眠ってしまうことは珍しくないのですが、この映像にしてから眠ってしまう率が急上昇しました。

 やっぱり、焚き火は安心の形なのです。

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2016年

5月

29日

奈良駅そばの自販機には…

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2016年

4月

25日

キティちゃんが、やっぱりネコだった件

 

 二年くらい前「キティちゃんはネコじゃなかった」というニュースがあったのを覚えていらっしゃる方も多いと思います。

 それによると、「キティちゃんはネコをモチーフとしたキャラクターであって、ネコではない」と言うのが、サンリオの公式見解だそうです。
 ドラえもんが「猫型ロボットであって、ネコではない」ようなものでしょうか…。

■サンリオさんも、昔は「ネコ」と言ってた

 先日、本棚を整理していたら、古い絵本が出てきました。1976年発行の「キティのおつかい」という本。その最初のページに驚きの一文が(冒頭写真、左上)。

「キティは白くて、ちっちゃな子ネコです」

 ネコって言ってるし!

 では、いつからネコじゃなくなったの、と思ったのですが、資料は見つからず…。そりゃそうか。

 ウィキペディアによれば、キティちゃんというキャラクターが生まれたのは、1974年。この絵本は最初期のグッズにあたります。

 まだ生まれたてのキャラクター。この時期、キャラクター設定にはあまりこだわりがなかったのかもしれません。 

■本当は人なの?

 そんなことを考えて納得しかけていたところに、新たなグッズを発見してしまいました。日めくりカレンダー、
「ハローキティの にんげんだもの

  もはや、何がなんだか…。 

2016年

4月

03日

マッサージの仕事は、30年先にも存在しているのか

 AI(人工知能)の発達が著しいですね。先日は、思考ゲームの中で最も複雑と言われていた囲碁でも、AIが勝利しました。

 このペースで進歩が続くと、人間の仕事がどんどんAIにとって変わられます。今後10年から20年で、仕事の半分近くがAIに取って代わられるという予想もあります。

■AIに取って代わられる仕事

 コンピュータの進歩は早く、2年ごとに性能が2倍になるとされています(ムーアの法則)。ざっと計算して、10年で32倍、20年で1024倍。性能はどんどん上がっています。

 AIは、多くの情報から結論を導き出す仕事、一定の形式にしたがって処理する仕事などが得意。
 税務処理や、前例に従う弁護士などもかなりAIの守備範囲になりますし、医師の仕事も、健康診断のデータから持病を予測したり、レントゲンやMRIの画像を読影(写真から、病気に関係のある部分を見つけること)などはAIの方が有利になりそうです。

■マッサージの技術はまだ難しい 

 では、マッサージ師の仕事はどうでしょうか? まず技術的な問題で言えば、取って代わられるのは、かなり遅くなるのではないかと考えられます。

 人間の身体は人によって違いますし、反応も様々。また、個人の好みなどもあります。それに合わせた精密動作をするには、膨大なプログラムと高精度のマニピュレータが必要。高度な技術が確立されるまでは、人間のマッサージが残りそうです。

 もっとも、いずれは機械の技術が人間を追い越す時が来るはず。それでも、一定数のマッサージ師は残り続けるというのが私の予想です。

■残り続けるマッサージとは

 以前、独立時計師という仕事がテレビで紹介されているのを見ました。機械式時計を全て手作りする仕事で、人によっては一年に1,2個しか時計を作りません。しかし、その一個が、数百万から数千万円で取引されているとか。

 面白いと思いませんか? 正確さから言えば、100円ショップのデジタル時計の方が上です。
 しかし「時間を知る」という時計の機能よりも、職人が世界にたった一つの時計に注ぎ込んだ時間や情熱が評価されているのです。

 人間の願望の一つに、「人として、尊重されたい」というものがあります。尊敬され、丁寧に扱われ、理解されたいという願望。これだけは、機械では満たされません。

 マッサージも同じではないでしょうか。
 治療のためではなく、1人の人間が、つきっきりで自分の健康のために時間や情熱を費やしてくれるという贅沢。そのためにお金を払う人は、きっと残り続けるはずです。 

 マッサージの方法論も、違ってくるでしょう。治療技術ではなく、気持ちよさや、接客態度が重要になってくるはず。

 八起堂は、治療の技術ばかり考えているので、将来は生き残れない可能性が高そうです。もっとも、それまで現役でいればの話…。

2016年

3月

18日

強く押しても、効かないです

 確定申告も終わって、ようやく一息つきました。忙しいのと重なって、ブログ更新が遅れてしまいました。来年は早く始めようと思います…と毎年言っていますが、毎年こんな調子ですね。

 さて。
 街のリラクゼーションマッサージなどで、事故が多い、というニュースがネットで出ています。多いのは、骨折と頚椎損傷。
 こうした事故の原因は、ひとえに「強すぎる」ことにあります。

■「強さ」の誘惑

 施術をしていて、うまく効果が出ない時、施術者は「もっと強くしたら効くのではないか?」と、つい考えてしまいます。ここで、強さの誘惑にのってしまうと、事故を起こします。

 効果が出ないときには、力を強くするのではなく、別の方法を試すことです。
 例えば指圧なら、押している場所や方向、速度、持続時間などを変えます。それでダメならリンパマッサージや、筋膜リリース、鍼灸、あるいはTAM(笑)にと、施術方法を変更する。それでもダメなら施術をやめて病院などを紹介することも。

 大事なのは、多くの選択肢を持っていることです。一つの症状をさまざまな面から見られることは、治療をする上でも、事故を避けるためにも必要。

 施術中の事故が、リラクゼーションやボディケアなどで多いのは、アルバイトスタッフが「一つの技術しか教えられていない」からではないかと考えられます。選択肢がないので、強くする以外の方法を思いつかず、事故に至ってしまう可能性が高くなるのでしょう。

■重要なのは「選択肢をもっていること」

 ここまで書いてきて、ふと思ったのですが、児童虐待もこれと同じ構図ではないでしょうか。

 虐待をした親の多くが「しつけのつもりだった」と言います。
 しつけにも、褒めたり、ルールを作ったり、ノせたりと、いろいろな方法があります。また、ある程度は理解して諦めることもあるはず。

 ところが、怒鳴る、叩くなどの罰を与える方法しか知らないと、子供が思い通りに動かないときに、罰を強くすることしか思いつけなくなります。エスカレートした罰は、やがて虐待に至ります。

 選択肢を複数持っていることは、とても重要なのです。

2016年

2月

09日

昼下がり、主婦の告白

 昼過ぎに眼科医から帰ってきた妻が、
「今日、ドキッとするようなことを言われたよ!」
 と言いました。
 おだやかじゃないですね?

 聞くと、眼科医院で男性医師に目を検査してもらったとのことでした。
「はい、右を見て…左を見て…。」
 それから医師は、妻の目を正面からじっと見て、
「僕の方を見て…」

「…って言ったんだよー!」 (≧∇≦)b
「それだけかっ!」 ∠( ゚д゚)/

 ちなみに妻は「どぶろっく」のファン。
 妄想の翼があれば、平凡な日常にも、ときめきは転がっているようです。

2015年

12月

29日

夜に食べないほうがいい理由

「健康を考えるなら、寝る前にはモノを食べないほうがいい」というのは、昔からよく言われること。この根拠として、寝ているときは内臓も休ませる方が良い、というのですが、私はあまり納得していませんでいた。

 もし、寝ている時に内臓を休ませるべきなら、食べた後で眠くなったり、空腹で眠れなくなったりするはずがないじゃないか、というのが私の考え。そんなわけで、私はけっこう時間無視で食べてすぐに寝たり、ということをやっていました。

 ところが先日NHKの番組「カラダのヒミツ」を見ていたら、寝ている時に食べないほうが良いという説の、根拠になる話が出てきました。

 それは、胃から出るグレリンというホルモン。
 胃が空になり、エネルギーが足りない状態になると、胃からこのグレリンが出て脳に空腹を伝え、食欲を起こさせる働きをもっているそうです。 

 このホルモン、空腹感にだけ関わっているわけではありません。実はグレリンが出ると、成長ホルモンが分泌されるという働きも。

 成長ホルモンは、言わずと知れた成長に関わるホルモン。子供の場合には身長を伸ばすなど成長に関わりますが、大人の場合には新陳代謝を促進し、回復させる働きをするのです。

 一日のうちで、もっとも身体を回復させようとするのは、寝ている時。つまり、寝ている時に空腹であるほうが、成長ホルモンが多くでて、疲れが取れるという考えが成り立つわけです。

 ということで、寝ている間に十分に回復するには空腹のほうが都合がいい。
 だからって、夜に食べるものの美味しさが変わるわけではないのですが…。

2015年

12月

24日

おこのさた

 日本語は、比較的変化の早い言語だと言われています。その変化にもいろいろな方向性があります。

 たとえば私が子供の頃、犬にはエサを「やる」ものでしたが、今では「あげる」を使う人が増えています。
 これは「敬意低減の法則」と言われていて、昔は敬意の表現だったものが、だんだん価値が下がって普通の言葉になってゆくという傾向をいいます。「貴様」や「お前(御前)」などという言葉が罵り言葉になっているのがその一つの例ですね。

 あと、多い変化が短縮語。言葉の一部だけとって使う方法。

 最近よく聞く言葉に「おこ」があります。「怒っている」の頭だけとった言葉。もとは単なる短縮語ですが、なんとなくかわいい響きがあって、悪くないと感じます(自分では使いませんよ。おっさんの分はわきまえています)。

 ただ「おこ」と聞いた瞬間にまず「烏滸の沙汰」という言葉が浮かんでしまうのは、古風な言葉を遣う作家、森見登美彦ファンのせいでしょうか。

 「烏滸の沙汰」は、無礼とか、馬鹿げている状態をさす言葉。しかし、音で聞くと、同じ「おこ」なんですね。もう少ししたら「おこのさた」と言った時に「怒ること」と思われるようになるのでしょうか。

 それより先に「烏滸の沙汰」などという言葉が消えてなくなるのかもしれませんが…。

付記
 森見登美彦氏は、奈良出身の作家。うちは、夫婦揃っての大ファンです。
 ファンタジーともギャグともつかない作品には、独特の面白みがあり、「四畳半神話大系」と「有頂天家族」はアニメ化もされました。イメージがあまりにも特異で、実写化は難しいようです。

 現在も奈良在住ということで、妻は目撃したこともあるとか。
 森見先生、西大寺をお通りの際は、ぜひご連絡下さい。マッサージをサービスいたします!

2015年

11月

16日

日本郵便のソフトウェアに、営業努力を見た

 最近は、メールに押されて年賀状の数が減り続けているそうです。それはそうでしょうね。安いし、速いし、簡単だし。

 もっとも、日本郵便も黙ってみているわけではありません。日本郵便のホームページには、無料で使える年賀状作成ソフトウェアがあります。数十種類のテンプレート集、数百のパーツを使って、自由に作成できるようになっていますので、結構便利。これを使って年賀状を出してくれ、というわけです。

 数年前、このテンプレートにいわゆる「萌え絵」が加わったことが、話題になりました。可愛い女の子のイラストで、正月だけに着物姿が定番。

 今年はどうかなと見てみたら、なんと萌え絵に加えて、イケメンイラストが入っていました!(「おすすめ素材」ボタンから「絵師テンプレート」ボタンを操作)
 時代に合わせようという日本郵便の企業努力を見ましたね。

 その一方、もっと露骨な企業努力も発見。
 このソフトウェアには、年賀状だけではなく喪中はがきも入っています(「おすすめ素材」ボタンから、「喪中・寒中テンプレート」ボタンを操作)。

 もちろん内容は「ご挨拶を遠慮させていただきます」の定型文…と思いきや、その後に一文が。

「皆様からの年賀状は励みにもなりますので、どうぞ例年通りお送りくださいませ」

 年賀状の数を減らしたくないという、日本郵便の心根が透けて見えるようなテンプレート。まあ無料のソフトなので、このくらいはご愛嬌かと…。 

2015年

11月

01日

加工肉の発ガン性に負けない

 先日の、WHOの発表
「一日に50グラムの加工肉は、大腸ガンの可能性を18%増やす」
 は、あちこちで波紋を呼んでいますね。「もうソーセージやベーコンを食べられなくなる!」と嘆く人もいるとか。

 肉食の過多がガンを増やすことは、昔から知られている事実です。今回の統計も、おそらく事実でしょう。
 事実ですが、それほど気にしなくてもいいと、私は思っています。

■肉食が増えて寿命が伸びている?

 例えば、日本人の食生活は、戦後一貫して肉食が増えてきています。その一方で、寿命はどんどん伸びている…。おかしいですよね? これは、人間の死因はガンだけではないからです。

 江戸時代や明治、大正時代、ハシカやインフルエンザが流行すると、万単位の死者が出たものでした。それほど怖い病気だったのです。

 ところが、高度経済成長の頃から、ハシカやインフルエンザで死ぬ人は、急に少なくなりました。

 もちろん、予防接種や薬の進歩もあるでしょう。しかし一番の要因は、タンパク質の摂取量が増加して免疫力が上がったことによるものだと言われています。食生活に肉が増えるに従い、病気で死亡する率が下がったのです。

 また、タンパク質は筋肉の元でもあります。不足すれば当然体力が下がり、寝たきりのリスクが増えます。現在でも、肉の摂取量が多い高齢者の方が活動性が高く、衰えにくいことが知られています。

 つまり寿命への影響を全体的に見ると、手軽なタンパク質の摂取源である加工肉が、リスクばかりでないことがわかります。

■それでもリスクを減らすなら、他の方法で!

 もちろん、同じだけのタンパク質を魚や大豆で摂るほうが、全体としてガンのリスクは下がるはず。でも簡単ではありませんよね。
 それなら、他の方法でリスクを下げればいいのです。

 例えば、野菜や食物繊維を多く摂ることで、ガン全体の発生率が下がることはよく知られています。合わせて塩分を減らせば、ガンだけでなく、高血圧も減らせます。
 また、日常的に軽い運動をしているとガン・高血圧だけでなく、糖尿病のリスクや認知症のリスクまで減らせることがわかっているのです。

 こうした方法を1つか2つ始めるだけで、充分に加工肉のリスクを打ち消すことができるでしょう。

 あれを避ける、これを避けるよりも、こうした方法で、トータルのリスクを管理する方が、結果として楽しみが多く、元気で長生きできるのではないでしょうか。

イラストは「かわいいフリー素材集いらすとや」から

2015年

10月

18日

耳に水が入った時には

 お風呂や水泳の時、耳に水が入ったらどうしますか? 昔は、水が入った方の耳を下にして、ジャンプしろなどと言われていました。この方法、手間がかかるわりに、効果はイマイチ。

 ところが先日、そんな耳の水を簡単にとる方法を知りました。
 それによると、耳に入った水が抜けないのは、少ない量の水が、表面張力で張り付いているからだというのです。つまり、ある程度以上の量になれば、簡単に流れ出してくるとのこと。

 シャンプー時に、耳に水が入ったのでためしてみました。
 水音がする方の耳を上にして、お湯を流し込む。いっぱいになったら、下に向けて、水を流し出す…と、見事に水が抜けました!
 あまりにも簡単なので、嬉しくてわざと何度も水を入れては抜きを繰り返したくらい。
 本当に便利です。

 さて、その数日後、妻が
「耳に水が入った…」
 と言い出しました。私は先日の話を大威張りで語って聞かせ、すぐに治してやると豪語しました。水道から汲んできた水を耳に…すると
「うわっ、めまい、めまいがする!」(@_@)
 と慌てる妻。

 おかしい。おかしいけど、どこかでこんな話を聞いたような気が…。

「そういえば、耳に冷水を入れると、めまいがするって、学校で習ったな」
「それを先に言ってよ!(怒)」
 怒られてしまいました。 (^^ゞ

 ちなみにこの検査、温度刺激検査と言います。耳に冷水を入れて、内耳の機能を調べる検査で、強いめまいが出るほうが正常(継続時間は二分以内)。

 みなさんは、お湯でどうぞ。

2015年

10月

12日

萌えキャラと草食化

 少し前、精神科医の香山リカ氏がかわいい絵柄の女の子のキャラクター、いわゆる「萌えキャラ」が、性犯罪につながるのではないかと発言して、問題になっていました。この手の意見は、一定期間ごとに繰り返し出てきますね。もっとも、とくに根拠はないようですが。

 私自身は萌えキャラについて、逆の感覚を持っています。むしろ、青少年の草食化を表しているのではないかと思うのです。

■物語の形が変わった

 マンガにせよ、小説にせよ、男性向けの物語であれば、魅力的な女性が描かれるのが普通です。以前は、それに合わせて男性がでてくるのが普通でした。男性読者は、そのキャラクターの行動に感情移入して、登場人物たちの関わりを楽しんだものです。

 ところが最近、そうした形式に当てはまらない物語が増えてきました。明らかに男性を対象にした作品なのに、かわいい女の子たちが出てくるだけで、男性が全く出てこないものがあります。

 実は、女性にも同じ流れがあります(むしろ、こちらのほうが先かもしれません)。いわゆるBL(ボーイズラブ)ものです。

 BLで描かれるのは男性同士の恋愛。女性を対象とする作品でありながら、女性はほとんど出てきません。

■「私」はどこにいるのか? 

 ファンの人たちは作品への愛を熱く語っているのですが、その世界には「私」を託す登場人物がいません。「私」抜きで、作品の外から見ることに特化した愛情。

 これをどう考えるかは難しい問題です。単に視聴者が成熟して、工芸品のような「作品」として、物語を眺めるようになったせいかもしれませんから。

 しかしそれが、感情移入を避け、恋愛や人生との関わりを薄くする態度の現れだとしたら、草食化の流れはまだ止まらないのかも…。

 考えすぎでしょうか?

2015年

10月

02日

いまさら「電車男」

 私はガラケー派です。LINEもツイッターもしないし、インターネットはパソコンを使うので、スマホにする必要がないのです。

 今使っているガラケーは2年ほど前に買ったもの。
 先日、メールで「でんしゃ」と打った時、「電車代」「電車内」などの変換候補に混じって出てきたのが

「電車男」

 いつの辞書だよ!と思い切り突っ込みました。
 ちなみに、インターネット上で語られたラブストーリー「電車男」が話題になったのは2004年から2005年。このケータイの発売日には、もう話題にも上らなくなっていたはずなのですが…。

 いわゆるガラケーのプログラムは、一機種ごとに新たに開発されるそうです。しかしいちいち開発していると面倒なので、使えるプログラムは使いまわし。それで、こうした古い辞書が残っているのでしょう。

 最近、通信各社がスマートフォンに力を入れているのは、こうした開発側の事情もあるそうです。
 いちいち機体に合わせたプログラムを開発しなくても、部品を組み立ててAndroidなりiOSなりを入れてしまえば完成しますから、製造プロセスが簡単になるのです。

 多分、私が次に買い換えるときには、もうガラケーは残っていないはず(ガラケーの形をしたスマートフォンはある)。
 こんな時代遅れの辞書が見られるのも、きっと今のうちだけでしょうね。

2015年

9月

30日

川エビは凶暴

 金魚すくいでとってきた金魚と、白メダカを飼っています。直径50センチもある大鉢に入れているので、水面がスカスカで、見た目が貧相です。
 何か入れたいなと言っていたところ、娘が
「お父さん、下の側溝にエビがいるよ!」

 家から200メートルばかり下った、幅20センチ程の側溝に3,4センチくらいの小さなエビが群れていました。子供と二人で、すくい放題です。
 エビだけでなく、ハゼのような小さな魚(ヨシノボリ類?)も捕まえて、ホクホクしながら帰ってきました。早速、金魚とメダカの大鉢に、エビと魚を投入。賑やかになりました。

 夜になって、ふと、あのエビの種類はなんだろうと調べてみる気になりました。
 淡水に住むエビはけっこう種類が多いのですが、体にある黒い筋が決め手になりました。スジエビです。
 居酒屋などのメニューに載っている「川エビの唐揚げ」は、多くの場合、このエビだとのこと。私はあの唐揚げが大好きなのですが、さすがに排水の流れこむ場所のエビは食べづらいなあ…。
 などと呑気に読んでいると、別の項目にとんでもない言葉が。
「見た目より獰猛な肉食性のエビで、小魚などを襲って食べる」

 次の日は、朝から大仕事。大鉢の底まで水を汲み出して、エビを捕獲・隔離しました。どうやら、夜の間に食べられたメダカはいなかったようで、一安心。

 と思ったところで、急に気になりました。あのハゼっぽい魚は?
 調べたのですが、まだ3センチほどの幼魚で、種類がはっきりしません。ただ、もしヨシノボリだったら「小魚を襲い、捕食する」とのこと。

 …もう一度水汲みが必要になりそうです。

2015年

9月

23日

最近、なにかとGoogleさんのお世話になっています

 もともと、Googleという企業には好感を持っていました。
「世の中のあらゆるデータを、ネット上にのせる」という、訳の分からない目的を、会社を上げて追求しているというところが面白いですよね。

 最近、メールをgmailに変えたことは、以前のブログに書いたとおりです。
 この文章を書くのもオンラインのワープロ、Googleドキュメントを使っていますし、そもそもブラウザ(インターネットを見るためのソフト)もGoogleChromeです。
 今回書くのは、そのGoogleChromeについて。

 先日、パソコンのハードディスクが壊れまして。仕方なく交換することにしました。最近のパソコンは、つなぐだけでいいようになっているというので、自分で交換することに。
 重要なデータはバックアップしてあるとしても、ブラウザの設定などはまるごとやり直し…と思ったら。

 GoogleChromeの画面が、見慣れたものになっていました。それまでに入れていたブックマークも、初期画面もそのまま。

 ハードディスクがまるごと入れ替わっているから、データは残っていないはずなのです。それなのに、以前の通りの画面が出るのは、Googleの側でバックアップをとっていたとしか考えられません。

 考えようによっては、個人情報をネット上で勝手に保存されていたわけで、怖い話と言えなくもないのですが…。個人的には、手間が省けるありがたさの方が大きく感じられました。

 ちなみにGoogleは、この考えを一歩進めて、パソコンの機能のほとんどをネット上に移してしまうというパソコンも販売しています。手元のパソコン本体は窓口に過ぎず、記録も、ソフトもネット上。
 私のように、ワープロとブラウザしか使わないような人間にとっては、これで十分な気もします。次に故障した時は、これかな…。 

2015年

9月

20日

「格闘技の筋肉は、マシンを使って鍛えてはならない」?

 上記のセリフは、昔のマンガで読んだもの。

 その当時は、単なる根性論かと思っていたのですが、今になってみれば、納得できる部分があります。

■筋トレと、実際の運動は違う

 筋トレは、筋肉に負荷をかけて鍛えるのが目的。目的の筋肉以外の部分は動かないようにして、狙う筋肉に負荷をかけてゆきます。

 ところが、格闘技にせよ他のスポーツにせよ、実際の運動でそんな筋肉の使い方をするものはありません。いくつもの筋肉の連動で負荷を分担し、全体として大きな速度や力を出せるようにしています。

 ベストコンディションの選手が「身体が軽い!」というのは筋肉のコンディションがいいというだけではなく、負荷の少ない動きができていることを示しているのでしょう。

■重く使う筋トレ、軽く使う練習

 以前、武術の師匠に「同じ動作がより軽く、負担少なく動けるように考えなければならない」と言われたものでした。

 筋肉が力を出しやすいポジションを利用するとか、関節の連動で動き出しの負担を減らすというような技術を重ねて、効率のいい動きのプログラムを作るのです。

 筋トレの機械は、効率よく狙った部分に筋肉をつけるのには、適しています。その一方で、動きのプログラムを作ることは、目的になっていません。
 いわば、動きの要素の半分です。もう半分を、意識的に補ってゆく必要はありそうです。

「マシンを使ってはいけない」は言い過ぎとしても、そうした配慮は必要になってくるでしょう。

2015年

9月

14日

奈良時代の「ゴミ」

 昨日、平城宮跡資料館に行ってきました。夏の特別展示「平城京ごみずかん」を見るためです。
 読んで字のごとく、平城京の発掘の際に出てきたゴミを、展示しています。

 当時、平城京では穴をほってゴミを埋めるというのが処分の主流だったようです。そうしたゴミの中には当時を知る貴重な資料も含まれています。

 割れた陶磁器などが多いのですが、貴族の屋敷からはガラス玉や、木でできた靴も。面白いのが、牛乳代の支払いの木簡(木に書いた文書)があったこと。当時、牛乳を飲んでいたことがはっきり読み取れるのが面白いですね。

 当時の役所のゴミ捨て場からは、すごろく盤も出てきました。仕事場で、何やってたんだ…。

 陶磁器やレンガには落書きされたものも多かったのですが、画法がマンガチックです(写真はパンフレットから)

 何で読んだのか忘れましたが、西洋人は図形を面の陰影で捉えようとするのに大して、日本人は外形の枠線で捉えようとするとのこと。1300年前から、その傾向ははっきりしていたようです。展示物だったので撮影しなかったのですが、ちびまる子ちゃんの山田くんそっくりの絵があったり。

 このゴミ展は今月の23日で終り、10月17日からは木簡の実物展示が始まるそうです。

「ちょうど正倉院展の時期ですので、あちらを見る方には、こちらにも来て欲しいです。無料ですよ!」
 とは、博物館スタッフのお話でした。

2015年

9月

06日

燻味塩をご存知ですか?

 昔から、燻製の香りが好きです。スモークチーズでも、スモークハムでも、魚の燻製でも。そういえば、昔、岐阜で買った、豆腐の燻製もうまかった…。

 しかし、売っているスモークものは「燻液」という液体に漬けて作った、煙の香りがしないものも少なくありません。

 一時、自分で燻製を作っていたことがあります。古いフライパンに金網を敷いて塩漬けの豚肉を入れ、ベーコンを作ったのですが、肉から出る脂が油煙になってしまい、煙の味が悪くなってしまいました。

 そんなわけで、燻製作りからもしばらく離れていたのですが、世の中には私と同じ嗜好の人がいたようです。画期的な商品が出ていました。その商品こそ「燻味塩」。

  塩に、燻製の煙の成分を混ぜたものです。これをかければ、何でもすぐにスモーク味。

 もちろん、本物の燻製のように、表面にはっきりと煙の膜ができる仕上がりにはなりません。その一方、何にでも振りかけられるという自由度は、素晴らしいものです。

 面白かったのは、カキフライ。カキフライでありながら、カキの燻製味でもあるという仕上がり。

 私のように、煙味マニアの方は、探してみてください。

付記
 上記の燻味塩の他に、ギャバンのスモーク風味塩コショーというのも出てます。ギャバンの方が美味しかったような気がするのですが、最近、近所で売ってないんですよね…。

八起堂治療院連絡先

奈良市西大寺新池町3-10

電話 080-3112-8738

hakkidou.tam@gmail.com

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迷惑メールフィルタに引っかかってしまうケースがあります。(特に、ケータイのメール)

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2017年

10月

05日

実験中です

 この数日、肩・首・腰の筋肉を動かす練習をしています。

「肩・首・腰の筋肉を自由に動かせるようになれば、肩こりや腰痛は起こらないのではないか?」
 という理論を検証するための実験です。

 ホームページにも書いていますが、八起堂では
「肩こり・腰痛は、筋肉が緊張して力が抜けなくなった状態」
 と考えています 緊張が続くことで、脳の回路が強化され、緊張したままになるというメカニズムです(習慣的緊張仮説と言っています)。

 ということで、実際に動かしてみると…。

 肩にせよ、腰にせよ、本来は自分の思い通りにうごく筋肉のはず。ところが、実際にやってみるとわかるのですが、全体として動かすことはできても、一部を意識して動かすことは難しいのです。

 とくに首の筋肉! 何本も並んでいるうえ、浅いところから深いところまで重なっているため、どう力を入れれば、どの筋肉が動かせるのか、まったくわかりません。
 指で触りながら何度も試行錯誤しているうち、動かし方を発見できるのですが、すぐにまた見失ってしまいます。

 面白いのは、狙い通りの筋肉が動かせたときに、
「バリバリ! ボリボリ!」
 とすごい音がすること。いつも聞いている、組織の癒着が剥がれる音です。筋肉同士の貼りつきがこんなにあるのか、と妙なところで実感しました。

 動かした後、首の筋肉は明らかに柔らかくなっています。
 これが癒着のとれた効果なのか(癒着がとれることで、筋肉の状態が変わり、緊張がリセットする)、コントロールできるようになったからかはわかりません。

 腰の筋肉も多少柔らかくなるのですが、それよりもはっきりしたのは、足などが動かしやすくなったこと。バランスよく、キレよく動けます。運動選手にもお勧めできるかも知れません。

 実験がうまくいけば、また新たな治療法の開発につながります。新しい発見があったらまた報告します。

2017年

9月

02日

TAM手技療法のDVDが出ました

 TAM手技療法による関節治療の教材DVD、
「関節リリース5テクニック」が出ました。

…ほんとに出ましたね。

 6月に製作元の医療情報研究所様からお話をいただき、撮影、内容の確認などを行っていたのですが、本当に出るのか、たぶん私が一番信じていませんでした(笑)。
 で、今までホームページにも全く書かなかったのですが。

 昨日、無事リリースされたとの連絡をいただき、こうして発表の運びとなったわけです。

 

 内容は、TAM手技療法の理論、基本講座の前・後編と、足の治療法の4枚組となっています。カメラワークを工夫してくださったので、かなり見やすい映像になっているかと思います。10月には、購入してくださった方を対象とした、フォローセミナーも開催の予定。

 

 医療情報研究所様、および治療の感想や、TAM講座の感想をくださった皆様方、本当にありがとうございました。
 厚く御礼を申し上げます。

2017年

7月

25日

NHKガッテン2017年7月12日で、関節包の治療が紹介されました

 古い話で申し訳ないのですが…。
 この回のガッテンのテーマは膝の痛みでした。

 一般的に膝痛は、関節軟骨がすり減ることによって起こるとされています。
 ところが、ある医師がレントゲン写真と患者さんの状態を比較したところ、それとは違う結果が出ました。軟骨がすり減っていても痛みが出ない患者さんがいたり、すり減っていないのにひどく痛む患者さんがいたりしたのです。

 そこで医師がたどり着いた結論は、関節を包む膜、関節包が固くなり、縮んでいることが痛みの原因であるというものでした。

 番組は、関節包のストレッチで膝の痛みを軽減する方法を紹介していました。

・・・・・・

 来ましたね!

 私の知る限り、関節痛の原因を関節包と紹介したテレビ番組は、これが初めてです。

 昨年、「筋膜の癒着」という形で、癒着が原因という話が出ましたからTAM手技療法の基礎になる仮説、「関節包の癒着」が証明されるまで、あと一息です!