ピアノを弾いている方で、親指の関節が痛むという方は多いです。
こうした方の指を見せていただくと、第二関節が内側に向かうようにねじれているケースが見られます(基節関節の場合もある)。
このねじれは自覚されにくいようで、ご自分で気づいている方はほとんどいません。
指は正面からの力に強いのですが、横からの力には弱い構造です。
写真を見るとわかるように、鍵盤楽器では2~4指は正面からキーを叩きますが、親指だけは横からキーを叩きます。
その繰り返しによって親指の関節が次第にねじれを蓄積し、不調を起こすのです。
関節リリースで、関節周りの靭帯を緩め、ねじれをとってゆきます。
たいていは数回で動きが真っ直ぐになり、痛みや動きにくさが減少します。
ただ、このねじれは指と楽器の構造的な問題なので、治った後も定期的にケアすることをおすすめします。
八起堂治療院
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