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美しく立つための「関節・筋膜リリース」

バレエ・ダンスの美を支えているのは、床についた足先ひとつです。

その足に歪みがあったらどうなるでしょうか?
接地の僅かなズレが、バランスを狂わせます。ヒザが、腰がバランスを取るために使われて中心線が歪み、動作を活かし切ることができません。

逆に言えば、足を整えるだけで踊りが活きてくるのです。
足をほぐし整える技術が、関節リリースです。

 

 

足の歪みと姿勢の関係

・かま足は横のバランスに影響する

つま先を伸ばしてみてください。もし足先が内側に向くなら、かま足と呼ばれる症状です。

足は外側へ倒れようとするので、骨盤や肩を傾けてバランスを取ることが多くなります。足首に無理な力がかかるため、ねんざや転倒の原因になることも。

関節リリースで内くるぶし周辺をリリースし、正しく動くようにすると立ちやすさが戻ってきます。

 

・つま先が伸びない 甲が出ないのは前後のバランスに影響

右の図のように、足関節の底屈が不十分で、つま先が伸び切らない(甲が出ない)場合。

体重を骨で支えられず、ふくらはぎに無駄な力が必要になります。
バランスをとるため上半身を前に出してしまいがち。この場合、背中が丸くなったり、肩甲骨が前に出る巻き肩になることがあります。

足首の関節を開放し、動きを回復することで、真っ直ぐに立てるようになります。

 

・痛みの理由も歪みにあり

バレリーナ、ダンサーで膝が痛むという方の多くで、膝関節のねじれが見られます。

内くるぶしに癒着があると、底屈時に内側、背屈時に外側へつま先が向きやすくなります。
関節靭帯や関節包も、ねじれた位置で貼り付いていることが多く、足の形も崩れてきます。
かま足と同様、内くるぶしの癒着の改善が必要です。

 

・十分に地面を押せない、ジャンプが弱いのは

重心と接地面にズレがあるときには、無駄な力を使って身体を支えることになります。そのため、十分に地面を押せない、あるいはジャンプが弱いことが起きるのです。
足の接地面を調整すると、こうした症状が軽減されます。


また、ふくらはぎの中の筋肉が固くなっていることもあります。こうした場合には、筋膜リリースと鍼を併用します。

関節リリース・筋膜リリースとは?

こうした症状に対して行うのが関節リリース・筋膜リリースです。

・関節リリース
関節を固くしている癒着を取り除く技術。関節リリースは、精密に調整した角度で関節を動かし、柔らかさを取り戻します。
関節リリースは八起堂で作り出した技術で、2017年には、教材制作会社の依頼を受けて、指導用DVDを発売しました。

・筋膜リリース
筋膜リリースは筋膜の貼り付きをとって動きを回復する技術です。押して動かすもの、引き伸ばすものなど、いくつかのタイプのリリース法があります。
八起堂治療院は、筋肉同士がズレるように動かして貼り付きを取る技術を使用します。

 

施術の例

バレエダンサーの場合
「左足全体が痛み、思うように踊れない」とのこと。診ると、足の外側の筋肉が、上から下まで強く緊張しています。
立っている状態で重心線を見ると、足先がやや内側に向いています。足首を構成する骨の位置が、正しく並んでおらず、それを筋力で無理に支えている状態。これが筋肉の異常な緊張の原因でした。
初回は横方向のゆがみを取り、重心線を整えて終了しました。

 二回目。初回の治療で足外側の痛みは大幅に減ったが、トウ(つま先)で立つときに、足首がグラグラして不安定だとのこと。
トウで安定して立つには、足関節を十分に底屈(つま先を伸ばす)させて、骨格で体重を支えることが必要です。ところがこの方では、足関節前面の癒着で底屈が不十分でした。
足関節の癒着を取り、十分に底屈できるようにしたところ、体重を骨格で支えられるようになり、楽に立てるようになりました。

「きちんと地面を押せる! 身体が足に乗っている感じがする!」
と、喜んでいただけました。

 

まずは、お試しください

関節リリース、筋膜リリースの特徴は、結果がすぐにわかること。
動きを制限しているのは関節や筋肉の貼り付きなので、貼り付いている部分が取れると、取れた分だけすぐに動きやすくなります。

「何年も我慢してきたのに、こんなにすぐに変わるとは」
という方もいらっしゃいました。

長く悩み続けるのはつらいことです。
まずは、メールか電話で気軽にご相談ください。