ねんざ後遺症など、足の歪み・固さの治療

ねんざ後遺症など、足首のゆがみ調整

足の関節は、思った以上に不調を起こしやすいものです。
たとえば、少し足首が固くなるだけで、体重を前にかけることができず、指が地面につかない「浮指」になったり、腰が引けることで腰痛・ヒザ痛を起こしたりするのです。

スポーツ選手でも、足が歪んでいたり、動く範囲が狭くなっていたりするために、実力を出せないままの人が少なくありません。

そんな方が、本当の力を発揮するために。
ねんざの後遺症、むくみなどによる足首の固さ・歪みを、関節リリースで解消してゆきます。

何年も前のねんざ後遺症が、足を歪めている

ねんざ後遺症の起こりやすい場所

足首の歪みの多くが、古いねんざの後遺症によるものです。

ねんざは、靭帯の損傷。だから「靭帯が回復して痛みがひけば、完治!」と思いますよね。

しかし、ねんざで患部を固定している間に、リンパ液の中にある繊維タンパク質が、靭帯に沈着して、固く・滑りにくくしてしまいます。
たいていの固さ・貼りつきはリハビリや運動で解消できるのですが、どうしても何割かは残ってしまい、足の動きを邪魔してしまいます。とくに問題になりやすい場所が二つ。

一つは内くるぶしの周辺(図の① 距腿関節の内側)の貼りつき。足の内側だけが動きにくくなることで、動きに歪みが出ます。特に足先を伸ばしたときに、つま先が内側に向きやすく、ルルベ(つま先立ち)がグラつきます。

もう一つは足の甲の内側(図の② 舟状骨と楔状骨)。足の1~3趾につながる骨で、この部分が固くなると、足の内側の弾力が失われます。踏み込みが浅くなるだけでなく、足が外側に倒れやすくなり、ねんざを再発するもとになります(ねんざ癖)。

完全な足を取り戻すには、足関節を構成する骨を一つ一つ点検し、正しい動きができるように改善させる必要があります。

全国でも珍しい、足関節の調整技術

ねんざ後遺症の治療手技
足関節を操作して、可動域を広げてゆく

残念ながら、足の関節について専門的に治療を行っているところはほとんどありません。関節の構造が複雑なこと、関節靭帯が強力なことから、アプローチが難しいのです。
とくに、上述①の内くるぶしの部分は、通常のリハビリではほぼ解消できません。

しかし、それを可能にしているのが、八起堂の「TAM関節リリース」です。関節靭帯の張り付きを取ることに特化した技術で、靭帯の張り具合や関節の可動域変化を見ながら足関節を操作し、動きを解消してゆきます。

奈良の街はずれ、一人でやっている小さな治療院に、関東や中部、北陸などからも、多くの方が来て下さいます。
「ここにしかない治療」を求めて来てくださるのです。

足の調整は、こんな方にお勧めです

・陸上選手、バレエダンサーなど、身体を精密に使う方
足首が歪むと、蹴り出しで足先の向きがそれ、蹴る力をロスしてしまったり、つま先が正しく伸びず、美しく立つことができなかったりします。

力強く走る。美しく立つ。
そんな希望をお手伝いします。

・足首の痛みや固さでお困りの方
 ねんざ・骨折などケガの後遺症による固さのほか、立ち仕事、座り仕事のむくみによっても、足首が固くなることがあります。
 足の歪みは全身に影響するので、足首を治すことで、姿勢の悪さや、膝の痛みが解消されることも少なくありません。

足関節治療の実例…こんなふうに調整を行います

①陸上選手の場合

「右足を前に踏み込んだとき、膝が外にブレて、体重がまっすぐに乗らない感じがします」
とのこと。

 

調べると、膝関節と足関節に、わずかなねじれがあります。内くるぶしに癒着があり、足を踏み込んだ時に、足先が小指方向へ逃げていました。

 

癒着のために足関節の内側と外側の沈みこみに差が生じ、膝の動く方向がズレていたのです。

そこでくるぶしの癒着をとり、まっすぐに動くように施術を行いました。

 

さらに調べると、足先を伸ばしたときに、わずかながら足先が内側に入ることに気付きました。いわゆる「かま足」です。 立って、地面を蹴る力を左右で比較してもらうと、

「右足は、蹴りの力が逃げる感じがします」

とのことです。

 

「かま足」も、内くるぶし周辺の癒着が原因となって起こります。蹴り出しに使う方向でも癒着をとり、踏み込み、蹴り出しを試してもらったところ、

「体重も乗りますし、力も入ります!」

とのことで、治療を終了しました。 

 

②バレエダンサーの場合
「左足全体が痛み、思うように踊れない」とのこと。診ると、足の外側の筋肉が、上から下まで強く緊張しています。

立っている状態で重心線を見ると、足首のところで歪んでいます。足首を構成する骨の位置が、正しく並んでおらず、それを筋力で無理に支えている状態。これが筋肉の異常な緊張の原因でした。
初回は横方向のゆがみを取り、重心線を整えて終了しました。

 

ねんざ後遺症で可動域が低い足首の図

 二回目。
初回の治療で足外側の痛みは大幅に減ったが、トウ(つま先)で立つときに、足首がグラグラして不安定だとのこと。

トウで安定して立つには、足関節を十分に底屈(つま先を伸ばす)させて、骨格で体重を支えることが必要です。
ところがこの方では、足関節前面の癒着で底屈が不十分でした。

足関節の癒着を取り、十分に底屈できるようにしたところ、体重を骨格で支えられるようになり、楽に立てるようになりました。

 

TAM関節リリースの特徴は即効性。
症状に合っていれば、一回目から変化が出ます。

逆に、一回目で効果が出ない場合には、この治療が症状に合っていないと分かります。ですから、意味のない施術で、お金と時間を無駄にすることはありません。

なお、効果が感じられない場合は、施術費をいただきません。

 

ねんざ後遺症の治療は、腫れが引いてから!

 時々、ねんざ直後の方から治療の依頼を頂くことがあります。
 しかし、ねんざの治療は安静が基本。治療のためであっても、強い力をかけることは、腫れを長引かせ、治癒を遅くする可能性があります。

 ねんざした直後は、まず病院に行き、骨折や靭帯断裂がないか確認して下さい。あとは修復中の靭帯に負荷をかけないように、おとなしくしているのが一番(足を上げておくと、腫れが引くのが早くなります)。腫れが引いたら、ゆっくりと動かして、リハビリ。

 腫れが引いて痛みも消え、病院などで治ったと言われたあと、それでも違和感が残るようなら、八起堂治療院にご相談下さい。

 

八起堂治療院

 電話 080-3112-8738

メールはここをクリック→ hakkidou.tam@gmail.com

メールには、必ずお名前を明記してください。
また、返信メールが迷惑メールフィルタにかかって、返信できないケースがあります。
一日待っても返信が届かない場合には、改めて電話でのご連絡をお願い致します。

 

おまけ…自分でできる足関節のテストと治療

 ねんざ後遺症について、全国からお問い合わせをいただきます。

 しかし奈良は遠くて、なかなか行けないという方も少なくありません。そこで、ご自分でできるテストと、簡単な治療をご紹介します。この治療だけでもある程度の効果はありますので、どうぞお試しください。

足関節のテスト方法

 人間の足が動く範囲は、上に20度、下に50度とされています。
目安を言うと、
「つま先をあげた時、指の付け根がくるぶしの高さまでくると20度」
「つま先を下げた時に、足の甲と脛骨が一直線になると50度」
と、覚えてもらうといいでしょう。これより狭い場合は、可動域制限の可能性があります。

 動きが正しいかどうかの確認ですが、まずは片足立ちをしてみてください。きちんと立てないようなら、足首に歪みがある可能性があります。
 ダンスやスポーツをする方の場合は、片足で立ったところから、かかとを浮かせてみてください。かかとを浮かしたところで不安定になるようなら、正しく動いていない可能性が高いです。

自分で足を治す、TAMストレッチ

 このストレッチは、TAM手技療法の動きを応用したもの。緊張と運動の2つの力を同時にかけることで、癒着に働きかけます。

 ピンポイントを狙って治療することはできませんが、繰り返すことである程度の効果が期待できます。

1. 椅子に座り、治療する足を、反対側の膝の上に乗せる。

2.つま先を上げ、手で固定。そのまま足首を大きく回す。逆にも回転させる(写真1枚目と2枚目)。

3.つま先を下に曲げて手で固定。そのまま足首を大きく回す。逆にも回す(写真3枚目と4枚目)。

 この操作で治療対象となるのは足裏の組織・指の屈筋腱と、足の甲の組織・指の伸筋腱です。

 足首のみならず、ふくらはぎ(指を曲げる筋肉の一部があります)をほぐす効果もあります。

4.足の裏が内側に向くようにねじり、手で固定。そのまま足首を大きく回す(写真5枚目、6枚目)。

5.足の裏が外側に向くようにねじり、手で固定。そのまま足首を大きく回す(写真7枚目、8枚目)。

この操作で治療対象となるのは、脛骨(すねの骨)と、足の間の関節です。

写真では片手でねじっていますが、両手でつかんでねじるほうが固定は楽。

ねじりながら回すのは、最初は少し難しいかもしれません。手は固定したり、ねじったりだけを行い、回すのは足の力で行うと、比較的簡単です。

治療後も左右に差があったり、回している間につっぱる部分があるときには、このストレッチだけでは取り切れない不調があります。

お知らせ

休みの連絡等は、こちらでお知らせします

院長 池浦誠

1969年生まれ。
2003年に鍼灸師・マッサージ師の国家資格取得。
2005年に開業。同年関節リリース技法、TAM手技療法を発表。
2017年に技術指導DVD、「関節リリース5テクニック」を上梓、指導にあたっている。

八起堂連絡先

奈良市西大寺新池町3-10
電話 080-3112-8738
hakkidou.tam@gmail.com

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オスグッド病の発生・再発予防のコツは…尻で跳ぶ!

オスグッド病を起こしやすい膝関節の構造

 

 オスグッド病の正式名称は、オスグッド・シュラッター病。スポーツをする十代の少年少女に多く発生する、軟骨の炎症です。

 ちょっと膝の構造を見てみましょう。長い骨を動かすのは、端についた一本の腱だけ。この腱を引っ張って、骨を動かすところを想像してみてください。すごく大きな力が必要な感じがしませんか? 長い棒の一番端っこを持って動かしている感じ。かなり大きな力が必要です。

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肩甲骨を上手につかうには、鎖骨を意識するといい

先日、水泳をしている方が、足の治療でいらっしゃいました。
足の方は関節リリースで治療したのですが、その際、水泳で肩甲骨をうまく使えないとおっしゃいます。

■肩甲骨の動きは、鎖骨で意識する。

肩甲骨は肩にある平たく大きな骨です。
上下左右、回転運動を行って、腕の動きを補助しますので、上手に使えるかどうかで腕の可動範囲は大きく変わってきます。とはいえ、見えにくい場所にあるため動きを意識しにくい骨でもあります。

そこで、鎖骨。肩甲骨は鎖骨によって胴体につながっているので、鎖骨を意識すれば、肩甲骨の動きをイメージしやすいのです。

例えば、右の肩甲骨を動かすとしましょうか。
首のすぐ下にある骨のへこみ。これが鎖骨の始まりです。その部分に左手の親指を当て、人差し指で右側の鎖骨に触れます。これで、指先で鎖骨の動きを感じることができます。
そのまま、右肩を上下や前後に動かしてみましょう。鎖骨が動いているのがわかると思います。

■鎖骨から先が、腕だと考えてみる

鎖骨の動きがわかったら、次は腕を動かします。ただし、腕と一緒に鎖骨が動くように意識してみてください。腕と鎖骨が一緒にうごくことで、腕の動く範囲が大きく広がっているのがわかると思います。
もっと言えば、鎖骨から先が腕だと思ってください。始まりの場所が首の下だ、と思うだけで腕の動きが変わってくるはずです。

 …というようなことを、お客様に語って、動かしていただくと
「そうですね、ほんとに大きく動きますよ!」
 と喜んでいただけました。

「そうでしょう、そうでしょう」
 と言いながら、自分でもやってみたら、私の腕も、いつもより大きく動きます。偉そうに言っていながら、私も肩甲骨が使えていなかったようです。
 思ったより使えていないのが、肩甲骨。一度試してみてください。

2018年

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膝の「ねじれ」が、膝痛の原因になる場合

膝の痛みで悩む人は多いです。一般的には変形性膝関節症(関節軟骨のすり減り)が原因と言われることが多いですね。
   しかし、すり減りによる腫れも摩擦音もないのに、膝が痛む方が少なくありません。そんな場合は膝の「ズレ」「ねじれ」をチェックすることをお勧めします。

 ■多いのは、外向きのねじれ 
  ズレ・ねじれがはっきりするのは、膝を深く曲げたとき。
  膝の内側靭帯の動きが悪いために、脛骨(すねの骨)が、わずかに外側を向くケースが多いです。
   関節の向きが変わることで、靭帯が本来なら引っ張られないはずの方向へ引っ張られて、痛みを発するのです。

   また、私達の身体は、わずかなズレにも敏感です。そうしたズレを、筋肉に力を入れてカバーしようとするので、膝周辺(特に大腿部)の筋肉を緊張させ、筋肉の緊張痛や、トリガーポイントによる痛みを発生させるのです。

  このようなズレを放置しておくと、靭帯や関節軟骨に負担をかけ、本当に変形を起こす原因になることも。

  ■膝を調整。同時に足関節の調整も必要
  こうした場合、膝の内側の靭帯・関節包を解いて、まっすぐに曲がるようにしてやる必要があります。
  また、膝のねじれが足関節の歪みから起きていることもありますので、足の調整も行うと、効果が長持ちすることが多いですね。