捻挫の痛みが長引く場合に考えられる2つのケース

 先日、ブログを読んだ方から捻挫についての相談メールを頂きました。ご相談は「捻挫のあと、一ヶ月しても痛みが残っているが、どうしたらよいか」というものでした。

・捻挫とは?
 捻挫とは、靭帯が無理に引き伸ばされて傷ついた状態。
 一般的には、数週間で痛みが消えることが多いのですが、痛みが長引く場合には、いろいろな原因が考えられます。

①まだ修復途中の可能性
 まず、まだ完全に治っていない可能性。
 傷めた個所に、腫れ・むくみなどが残っていないかを確認します。腫れ・むくみは、損傷した組織を修復するために血液・リンパ液が集まっている状態です。
 腫れたりむくんだりしていれば、まだ治っていないと考えて、安静にして治るのを待つべきです。

 この段階で動かし続けると、何度も損傷と修復を繰り返すので、ずっと腫れて痛みが続くことになります。また、次に説明する、緩みや癒着の原因にもなります。

②緩んでいる・固くなっていることで出る痛み
 腫れがなく、動かしたときだけ痛むのは、関節が固くなっていたり、緩んでぐらつくことが原因になっていることが多いです。

 捻挫が治るときに動かし過ぎると、組織が伸びたままになり、関節がグラグラすることがあります。
 逆に、靭帯が癒着(貼り付き)を起こした場合などは、動く範囲が狭まるために、引きつれて痛みます。

 左右で動きを比べ、動きの大きさを確認して下さい。
 捻挫側の方が明らかに動きが大きかったり、グラグラして安定が悪い場合は、伸びた靭帯がまだ締まってきていないと考えます。
 その場合は、動かすと靭帯が引き締まるのを妨げることがあるので、しばらく安静にして、靭帯が落ち着くのを待つことになります。

 動きが小さかったり、動きに固さを感じる場合には、靭帯が固くなっているか貼り付いているかなので、TAMストレッチを行うか、通常のストレッチで可動域を確保することになります。
 それでも回復できない場合には、治療が必要です。ご相談下さい。