ヒザ痛は、早期治療で

 早期発見、早期治療とは、医療の世界でよく言われることです。私たち治療家の間でも、早期治療が大事とされる症状が、いくつかあります。その一つが、ヒザ痛。

■痛みの軽い初期は、長く続く

 通常、膝の痛みは違和感や軽い痛みとして始まります。この段階では、膝関節で起こっているのは軽い炎症で、関節の変形はほとんど見られません。
 ときどき痛い、歩き出しだけ痛い、なんとなく重く、曲がりにくいという段階が、わりあいに長く続きます。

 多くのヒザ痛の原因は関節のズレ、足の歪みなどで、この間に足などを調整して荷重を平均化すると、痛みが消えるケースが多いです。

■関節が変形し始めると、進行が速い

 変化が加速するのは、関節の軟骨が、ある程度減ったところ。とくに、内側の軟骨が減って、O脚が目立ち始める頃です。
 関節面が摩耗するほど体重の集中もひどくなるので、摩耗が一気に進み始めます。ある程度以上変形すると、鍼灸マッサージなどの手技療法では、痛みを減らすことしかできません。根治するには、手術が選択肢になります。

 こうしたことを考えると、ヒザ痛は、できるだけ早い治療と保存が必要。まずは足を調整し、歩くなどして筋力を鍛えることが望ましいといえます。

■サプリメントの効き目は、人それぞれ

 なお、膝関節に良いというサプリメントも売っていますが、今のところ医学的に効果を証明するデータはないようです。

 患者さんに聞いても「効いた」という人と「効かなかった」という人がいましたので、まずは少量から試してみて、様子をみるのが良いかと思います。

 

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ブログ最新記事

2017年

10月

05日

実験中です

 この数日、肩・首・腰の筋肉を動かす練習をしています。

「肩・首・腰の筋肉を自由に動かせるようになれば、肩こりや腰痛は起こらないのではないか?」
 という理論を検証するための実験です。

 ホームページにも書いていますが、八起堂では
「肩こり・腰痛は、筋肉が緊張して力が抜けなくなった状態」
 と考えています 緊張が続くことで、脳の回路が強化され、緊張したままになるというメカニズムです(習慣的緊張仮説と言っています)。

 ということで、実際に動かしてみると…。

 肩にせよ、腰にせよ、本来は自分の思い通りにうごく筋肉のはず。ところが、実際にやってみるとわかるのですが、全体として動かすことはできても、一部を意識して動かすことは難しいのです。

 とくに首の筋肉! 何本も並んでいるうえ、浅いところから深いところまで重なっているため、どう力を入れれば、どの筋肉が動かせるのか、まったくわかりません。
 指で触りながら何度も試行錯誤しているうち、動かし方を発見できるのですが、すぐにまた見失ってしまいます。

 面白いのは、狙い通りの筋肉が動かせたときに、
「バリバリ! ボリボリ!」
 とすごい音がすること。いつも聞いている、組織の癒着が剥がれる音です。筋肉同士の貼りつきがこんなにあるのか、と妙なところで実感しました。

 動かした後、首の筋肉は明らかに柔らかくなっています。
 これが癒着のとれた効果なのか(癒着がとれることで、筋肉の状態が変わり、緊張がリセットする)、コントロールできるようになったからかはわかりません。

 腰の筋肉も多少柔らかくなるのですが、それよりもはっきりしたのは、足などが動かしやすくなったこと。バランスよく、キレよく動けます。運動選手にもお勧めできるかも知れません。

 実験がうまくいけば、また新たな治療法の開発につながります。新しい発見があったらまた報告します。

2017年

9月

02日

TAM手技療法のDVDが出ました

 TAM手技療法による関節治療の教材DVD、
「関節リリース5テクニック」が出ました。

…ほんとに出ましたね。

 6月に製作元の医療情報研究所様からお話をいただき、撮影、内容の確認などを行っていたのですが、本当に出るのか、たぶん私が一番信じていませんでした(笑)。
 で、今までホームページにも全く書かなかったのですが。

 昨日、無事リリースされたとの連絡をいただき、こうして発表の運びとなったわけです。

 

 内容は、TAM手技療法の理論、基本講座の前・後編と、足の治療法の4枚組となっています。カメラワークを工夫してくださったので、かなり見やすい映像になっているかと思います。10月には、購入してくださった方を対象とした、フォローセミナーも開催の予定。

 

 医療情報研究所様、および治療の感想や、TAM講座の感想をくださった皆様方、本当にありがとうございました。
 厚く御礼を申し上げます。

2017年

7月

25日

NHKガッテン2017年7月12日で、関節包の治療が紹介されました

 古い話で申し訳ないのですが…。
 この回のガッテンのテーマは膝の痛みでした。

 一般的に膝痛は、関節軟骨がすり減ることによって起こるとされています。
 ところが、ある医師がレントゲン写真と患者さんの状態を比較したところ、それとは違う結果が出ました。軟骨がすり減っていても痛みが出ない患者さんがいたり、すり減っていないのにひどく痛む患者さんがいたりしたのです。

 そこで医師がたどり着いた結論は、関節を包む膜、関節包が固くなり、縮んでいることが痛みの原因であるというものでした。

 番組は、関節包のストレッチで膝の痛みを軽減する方法を紹介していました。

・・・・・・

 来ましたね!

 私の知る限り、関節痛の原因を関節包と紹介したテレビ番組は、これが初めてです。

 昨年、「筋膜の癒着」という形で、癒着が原因という話が出ましたからTAM手技療法の基礎になる仮説、「関節包の癒着」が証明されるまで、あと一息です!