肩こりや腰痛が、皮膚から起こる場合

腰痛や肩こりの患者さんの治療。

 八起堂では、筋肉や関節の引っかかりをとることで治療するのですが、もう一つ大事にしているポイントが有ります。それは、皮膚。

■皮膚と骨とが貼りつく場合

 とくに皮膚の動きが悪くなっているのは、骨を触れる場所。

 背骨の出っぱり(棘突起)と、肩甲骨の突起(肩甲棘)、あとは骨盤のフチ。この三箇所で皮膚が動かないために、体幹部の動きが制限されている方が多いのです。

 肩甲骨が動かなければ、肩こりになりますし、骨盤のフチが突っ張ることは、腰痛の原因にもなります。
 背骨の出っ張りは、どちらにも。とくに、首に近い部分での貼り付きは首の疲れに影響しています。

■治療は簡単

 治療そのものは、動かない部分の皮膚に手根をあて、すべらせるだけ。うまく癒着が取れる時には、しばしばポンとかバリバリという音がします。

 決して難しくはないのですが、場所が場所だけに、自分で行うことができません。信頼できる施術者に頼みましょう。

 施術者の方は、勢い余って肋骨に力がかからないように注意して下さい。