「地面を押せない」「力が逃げる」は、関節の動きに偏りがある

力線が揃っていない

「なんか、力が逃げる気がするんですよ」

という方がいらっしゃいます。

陸上競技などのスポーツをしている方に多いですね。

 

ダンスでは「地面を押せない」と表現されることがあります。

 

力が伝わるには、身体の重心と、接地しているところまで、関節が正しく並んでいることが必要です。

つまり、力が逃げるのは、その力線が正しくないことを示しています。

 


関節の動きに偏りがある

力の逃げは、関節の内外で動きに偏りがあるときに起こります。

  

膝関節、足首などで関節の一部に貼り付きがあり、内側と外側で動く量が違うと、屈伸のたびに微妙なねじれが生じます。

 

力の一部がねじれを止めるために使われるので、力が正しく伝わらないと感じるのです。


内外の動きを揃える

こうしたズレを修正するには、関節の動きを点検して均等化する必要があります。

 

主として使うのは関節リリースで、実際に動いてもらいながら、動きの少ない場所を見つけ、開放するように施術します。

 

動きが揃ってくると、力線が揃って、無駄なく力を使えるようになります。