右の図のように、足関節の底屈が不十分で、つま先が伸び切らない(甲が出ない)場合。
体重を骨で支えられず、ふくらはぎに無駄な力が必要になります。
またバランスをとるため背中が丸くなりがち。
この原因は、足首関節の可動域が狭いことです。
足首の関節は、図のように回転して動きます。
多いのは2つのパターン。
一つは、内くるぶしからアキレス腱の周辺が固く、回転の範囲が限られること。
もう一つは、関節前側の皮膚が動かず、つっぱってしまって動かない場合です。
これを改善するには、関節リリースが適しています。
足首の前後の皮下組織、後ろ側の関節靭帯や、アキレス腱周りの組織の動きを回復することで、可動域が広がり甲が出ます。
二十代男性、長年バレエをやっていて足の可動域が狭くなり、甲が出なくなっている。
診たところ、内くるぶしの後ろで靭帯の動きが悪く、運動を制限している。
その部分を集中して数回リリースすることで、関節の可動域を改善、甲が出るようにした。
合わせて、関節の動く方向を整えて、つま先が真っ直ぐに伸びるようにすると、まっすぐに立てるようになったと喜んでもらった。
八起堂治療院
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