腰だけ治してもダメ。足で治す腰痛

 先日、慢性腰痛の患者さんの治療をしました。腰の右側に、強い痛みがあるとのこと。試しに動いてもらうと、上体を右に倒すことが出来ません。右側の仙腸関節が、全く動いていないのです。

 腰痛治療の基本は、腰の可動性を改善して、腰部筋肉の緊張を減らすこと。
 そこで、腰椎と仙腸関節の固定をゆるめ、足の各部も調整しました。ついで左右の筋力のバランスをとったところ、曲げられる範囲が広がり、痛みもかなり減ってきたとのことでした。

 

足関節が原因のケース

 ところが、動いてもらいながら観察すると、右足のふくらはぎあたりに、妙な緊張感が見えます。もうすこし足を調整したほうがいいなと、足を調べたところ、外くるぶしの周辺に癒着を発見。治療をしました。

 また動いてもらったところ、曲げられる範囲が大幅に拡大。左右の差が、殆ど見られないほどで、ご本人も驚いていらっしゃいました。もちろん、痛みも大幅に減少しました。

 どうやら、足関節が、腰痛の原因の一つだったようです。
 外踝周辺の癒着によって、下肢外側の皮膚・関節の動きが悪くなり、膝関節の運動を制限。バランスを保つために、股関節周辺の筋肉が過緊張を起こして、仙腸関節を止めていたものと思われます。

 

 足の重要性については、これまでにもずいぶん書いていたのですが、それを改めて認識したケースでした。

八起堂治療院連絡先

奈良市西大寺新池町3-10

電話 080-3112-8738

hakkidou.tam@gmail.com

お知らせ

休業の連絡などは、ここで行います。

サイト内検索

ブログ最新記事

2017年

4月

11日

ねんざの痛みが長引く原因は

  八起堂治療院は、ねんざ後遺症の治療を得意としていますので、捻挫についての問い合わせをたびたび頂きます。

 

  その中でも多いのが、

 「ねんざのあと、何ヶ月たっても腫れが引かなくて、気がついたら関節の動きが悪くなっていたんです…」

  という、長引いたねんざの後遺症です。

 

続きを読む

2017年

3月

23日

原因不明の膝の痛み…足の歪みかも

 膝が痛むという方は、少なくありません。

 こんなとき、病院ではまず、膝軟骨の状態を見ます。軟骨がすり減っていれば、変形性膝関節症という診断がつきます。

 ところが、軟骨に変形がないのに痛みが出ることもあり、原因がわからないこともあります。そんなときは、膝や足の歪みが原因かもしれません。

 

続きを読む 0 コメント

2017年

2月

14日

ピアノを弾いて、親指が痛むとき

 仕事柄、音楽関係の方を診ることも多いです。

 楽器の設計では、美しい音を出すことが最優先で、演奏する人間のことは二の次。それで、故障を抱える人が少なくありません。

 

続きを読む