現場の力…TAM講習会の話

 トヨタ自動車は、トヨタ方式と言われる生産管理法で有名です。

 そのトヨタ方式の生みの親、大野耐一氏が、工場で生産ラインの配置変えを指示した時のこと。指示通りにてきぱきと配置変えした部下たちを、大野氏は叱りつけました。
「なんで俺のいう通りにするんだ!」

 別に、矛盾することを言っているわけではないのです。
「現場の人間は、自分よりも現場のことを知っている。俺の指示に現場の知識を加えれば、もっと良いラインになるはずだ」
 というのが、大野氏の意図。

 TAM手技療法の講座をやっているときに、この話を思い出すことがあります。 

 TAMの治療で大事なのは、テンションとモーションによる癒着の解消です。治療すべき個所に適切に力がかかりさえすれば、どんな持ち方をしようが、動かし方をしようが構いません。
 しかし真面目な受講者さんほど、私のやるとおりにやろうとして一所懸命に苦労しています。

 そこでいつも、
「TAMの、癒着解消についてのイメージをもってください。そして、立つ位置とか、持ち方などは真似しないで、臨機応変に」
 と、繰り返しお伝えしています。

 先ほどの話で言えば、術者それぞれの状況が、現場にあたります。手の大きさや、患者さんの体格、重点を置く治療箇所などに合わせて、有効な施術方法は変わるはず。

 教えられることはすべて教えますし、質問にもできる限り応えます。でも治療家は、最後はみんな「一人一流」。いずれは改善を重ねて、自分だけの方法を持つようになってほしいのです。

 それをお手伝いするTAM講座でありたいと思っています。

八起堂治療院連絡先

奈良市西大寺新池町3-10

電話 080-3112-8738

hakkidou.tam@gmail.com

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ブログ最新記事

2017年

7月

25日

NHKガッテン2017年7月12日で、関節包の治療が紹介されました

 古い話で申し訳ないのですが…。
 この回のガッテンのテーマは膝の痛みでした。

 一般的に膝痛は、関節軟骨がすり減ることによって起こるとされています。
 ところが、ある医師がレントゲン写真と患者さんの状態を比較したところ、それとは違う結果が出ました。軟骨がすり減っていても痛みが出ない患者さんがいたり、すり減っていないのにひどく痛む患者さんがいたりしたのです。

 そこで医師がたどり着いた結論は、関節を包む膜、関節包が固くなり、縮んでいることが痛みの原因であるというものでした。

 番組は、関節包のストレッチで膝の痛みを軽減する方法を紹介していました。

・・・・・・

 来ましたね!

 私の知る限り、関節痛の原因を関節包と紹介したテレビ番組は、これが初めてです。

 昨年、「筋膜の癒着」という形で、癒着が原因という話が出ましたからTAM手技療法の基礎になる仮説、「関節包の癒着」が証明されるまで、あと一息です!

2017年

5月

29日

仏様は、前のめり…姿勢と重心の関係

 今、奈良の国立博物館で「快慶展」をやっています。

 奈良には国宝・重文級の仏像がゴロゴロしていますが、その中で一番好きなのを選べと言われたら、迷わず東大寺南大門の金剛力士像を選びます。この像を作った中心人物の1人が快慶です。 

 快慶の特徴は、写実とデフォルメの融合した迫力。

 今回の快慶展では、様々なバリエーションの像を比べることが出来て、興味深いものでした。

 ある高僧をモデルにした像など、顔のシワから口元の微妙な歪みまで、モデルの性格がはっきりわかるほどの描写力。いかに観察力に優れた仏師だったかがわかりました。 

 いくつもの像を見ているときに、妻が言いました。
「仏様って、前のめりだね」
 なるほど、横から見ると直立していません。角度にして10度くらい、前に傾いて立っています。

 

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2017年

4月

11日

ねんざの痛みが長引く原因は

  八起堂治療院は、ねんざ後遺症の治療を得意としていますので、捻挫についての問い合わせをたびたび頂きます。

 

  その中でも多いのが、

 「ねんざのあと、何ヶ月たっても腫れが引かなくて、気がついたら関節の動きが悪くなっていたんです…」

  という、長引いたねんざの後遺症です。

 

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