大前光市さんの話

 先日また、「義足のダンサー」大前光市さんのブログで紹介していただきました(大人から始めるHAPPYバレエ 2019年6月25日の記事)。

 大前光市さんのことは、リオパラリンピックでのパフォーマンスや、2017年年末の紅白歌合戦への出演でご存知の方は多いと思います。お知り合いの方の紹介で、2年ほど前から、八起堂治療院に通ってくださってます。

 現在は、ダンサーとして活動しつつ、その枠を超えて、新しい動きの方法論を確立しようとしていらっしゃいます。瞬発力に頼った固い動きではなく、体幹を柔らかく使い、力を導くような動きです。

 ダンサーでも、スポーツをする人でも、素早い動きをしようとするときに、身体を固めて手足の筋力を使うことが多いですね。身体を固めるのは、力の実感を得やすく、また動きを吸収されないので、タイミングを取りやすいというメリットがあります。

 その一方で、固めた身体は大きな荷物。それを一気に加速するのは筋肉にも関節にも負担が大きく、年令を重ねるごとに難しくなってしまうもの。

 そこで提唱していらっしゃるのが、身体を柔らかく保ち、その柔らかさを利用して動く方法。もちろん、ただ柔らかいだけでは、動きのロスが大きくなってしまうので微妙な操作が必要になってきます。

 私も身体の動きには関心があるので(古武術理論のブログもやってます)、話し込んでしまうこともしばしば。マンツーマンで実演付きで理論を聞き、質問し放題ということで、とても贅沢に勉強させていただいてます。
 話に熱が入るあまり、治療中に、急に立ち上がって実演されることもあり、びっくりしますが(笑)。 

 もし、こうした動きに関心のある方は、大前さんのセミナーに出てみるのもいいのではないでしょうか? ときどき上記ブログでお知らせがあります。